取引先の東京の卸売業者に以前、「ミモザを探しているんだ」と聞かれ「うちに数本あるよ。妻が育てているんだ」と答えた。実際に出荷すると「評価を得た」と振り返る。その後、栽培を本格化させた。
榎本さんは最盛期になると朝6時から収穫、選別に励む。9割は東京の卸売業者に出荷。地の利を生かし、満開の状態で納める。
日本でも近年、国際女性デーにミモザを贈る習慣が浸透する中、榎本さんは「寒波はあったが日差しは良く、色合いや枝ぶりは上々。大切な人に贈ってほしい」と願う。
(文・写真=山田凌)
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