昨年秋の稲の収穫から2カ月以上たった田んぼは、土を耕さず稲の切り株が残っている。これらの株の周りに、イネ科の「スズメノテッポウ」とアブラナ科の「タネツケバナ」の2種類の雑草が生えている。これらと一緒に土の中で生きている微生物の力を借りて米を作る。雑草を残すことで、田んぼ全体で有機物の量が多くなり、今年の土づくりの礎になるという。また、植物が生きているということは たくさんの 生きものが集まる場所を作るということにつながる。 「寒い季節でも、できる限りいろいろな植物が生えるように管理したい」
動画と文=福本卓郎