雨よけハウス内で4月中下旬に植えたトマトが実を付け始めて、もうすぐ収穫期に入る。その頃、タンクからじょうろに汲んだ液肥をトマトの茎元にたっぷり注ぐ。この液肥は、米ぬかともみ殻燻炭、腐葉土を混ぜて発酵させたぼかし肥料で作る。これを水に浸して発酵させ濃縮液にしてから水で薄める。畝に液肥をまくことで、すみ着いている微生物が活性化して農作物が元気に育つ環境にしていく。「今から収穫するものに施すというよりも、これから花が咲き8月に実を付けるトマトを勢いづけたい」と最盛期をイメージしている。
動画と文=福本卓郎
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