「畑に、たくさんの生き物を呼び寄せたい」。あえて畑には収穫しないで残した、秋冬ニンジンの花を咲かせた。今の季節、ハナムグリやハチ、アブの仲間などが、花粉や蜜を求めてやってくる。畑に虫の量が増えると、これらを食べる鳥やカエルなど、他の生き物の数も多くなる。「花は、より生態系のバランスがとれた豊かな畑をつくる」
動画と文=福本卓郎
自然の力を借りて畑を育てる農業を目指したいーー。この思いを胸に、7年間の会社勤めを経て茨城県石岡市に移住した山田晃太郎さんは、小さい頃からずっと生き物が好き。農業は食べ物を作るだけでなく、生き物が育つ環境をつくること。自分が生き物の世界に入れる窓口が農業と、大学生の時に考えた。借りた土地は、広さ2.7ヘクタール。今年も60品目を栽培する計画を立てている。
前回の山田君