[活写]いざ豊穣の頂へ(動画あり)
鈴や布で着飾った木曽馬など10頭が、道の駅「胎内」から市内の鳥坂神社まで練り歩いた。神社では、長さ約100メートルの急勾配の参道を駆け上がり、見物客から歓声が上がった。参道には馬の脚を保護するためJA胎内市提供のもみ殻をまいた。
行事は、農作業が本格化する春に牛馬の守護や五穀豊穣(ほうじょう)を願ったのが起源。約60年前に途絶えたが、2015年に有志が復活させた。同市観光協会の須貝勝男事務局長は「地域を代表する祭りに育てていきたい」と笑顔を見せる。(釜江紗英)