[活写]ピンチ救う科学の目(動画あり)
長野県安曇野市にある同社肥料事業部では、年間約9000件を超す分析を県内JAを通じて受託する。
農家が採取した畑や水田の土を、自動分析装置で調べ、畑地で最大16項目、水田で10項目の成分が分かる。オーダーメードの粒状混合肥料(BB肥料)の設計にも役立てる。
葉物野菜の生産が多い県内では、収穫後の秋以降に分析依頼が集中する。同社は2021年に設備を全面更新。土から分析に使う抽出液を準備する自動前処理装置を導入し、農家に速やかに結果を提供する。
青柳元彦肥料事業部長は「肥料が高騰した08年は過去最高の1万件超を分析した。依頼が急増した場合でも対応できるように努めている」と話す。(染谷臨太郎)
動画が正しい表示でご覧になれない場合は下記をクリックしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=15kluT7raUQ