リアルな農業を知ってほしい NGT、工藤阿須加さんが発信(動画あり)
「就農」をキーワードに、俳優の工藤阿須加さんが全国の農家を訪れ、決断の理由や喜び、苦労など本音を聞く新番組が5日、始まる。JA全農がスポンサーのBS朝日「工藤阿須加が行く 農業始めちゃいました」は、過去2回の特別番組の放送を経て、レギュラー番組に。毎週水曜日午後10時から30分間、放送する。
NHK大河ドラマ「八重の桜」に出演するなど活躍する工藤さんは、東京農業大学の出身で2021年から農業にも取り組む。番組名に自身の名前が入る初の番組(冠番組)として、「農業の世界のリアルを真っすぐ伝えたい」と意気込む。
初回の5日は、介護士から新規就農し「深谷ねぎ」とオクラを栽培する埼玉県深谷市の農家を訪問。作業を手伝いながら、就農を決めた経緯や苦労、農業の魅力などを聞く。地元の青果市場を見学するシーンもある。
全農は「番組を見る多くの人に、魅力や難しさを含めた農業のリアルな部分を知ってほしい」(広報・調査部)とする。
NGT48稲刈り挑戦 コシヒカリ4トン収穫 新潟の主産業体験
新潟県を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」のメンバーが4日、新発田市の水田でコンバインに乗って稲刈りに挑戦した。県の主要産業・農業を体験して、広く発信するためNGT48が手がける「農業プロジェクト」の一環だ。農業法人の協力を得て今年は70アールで4トンの「コシヒカリ」を収穫した。県内スーパーや道の駅のイベントなどで、「ときむすめ」ブランドで販売する予定だ。
農業プロジェクトの活動としてメンバーはこれまで、土づくりや育苗から始め、水路の掃除なども含め月2、3回の農作業を行ってきた。昨年から試験的に作業してきたメンバー6人の1人、古舘葵さんは「今年は大雨や酷暑に遭い改めて農業の大変さを知った」と話した。今年は活動をグループ全体に広げ、新たな野菜の栽培も進める。
協力する越後新鮮組の本間和史社長は「本気でやるならと引き受けたところ、思った以上に真剣に作業してくれている。担い手不足の農業と若者の橋渡しをしてほしい」と期待を述べた。
稲刈りの様子は北陸農政局の担当者が、農水省の公式ユーチューブチャンネル「BUZZ MAFF(ばずまふ)」に向けて撮影した。作業やメンバーの農業への思いなどをまとめた動画を、月内に公開する見通しだ。
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