JA全農は8日、ホットミルクの持つ睡眠の質を高める効果に着目したPR発表会を東京都内で開いた。不眠に悩む現代人に牛乳による「癒やし」をアピールし、消費拡大を呼びかけた。
声優・諏訪部さんの語り、モーツアルトの調べ
発表会では全農が制作した音声コンテンツ「JA全農 ホットミルクと真夜中のモ~ツァルト」を披露した。人気声優の諏訪部順一さんが落ち着いた声でホットミルクの作り方を語り、睡眠に最適なテンポで演奏されたモーツァルトの楽曲を紹介する内容。JA全農の特設サイトやユーチューブで視聴できる。
同日は、タレントの谷まりあさんと、お笑いコンビ「ぺこぱ」の2人が、パジャマ姿で登場。睡眠をテーマにトークし、音声コンテンツを聞きながら、リラックスした表情でホットミルクを味わった。
全農の齊藤良樹常務は「生産コスト高の影響下、農家は命がけで生産を続けている。機能性が高く栄養バランスの良い牛乳をぜひ生活に取り入れてほしい」と話す。
全国14会場で1・4万本配布 11、18日
JA全農は、消費者に酪農の現状を伝え、牛乳をもっと飲んでもらおうと、11日に東京や大阪、広島など全国13会場で牛乳を無償配布する。全農が出資する各地の乳業メーカーと連携。会場によっては酪農家も参加し、応援を呼びかける。
18日に配布する秋田を含めると全国14会場で行う。来場者に1本(200ミリリットル)の牛乳をプレゼントする。一部会場を除き各会場1000本、全国で約1万4000本を配布する予定。各地域の乳業メーカーの製品を配る。酪農と牛乳・乳製品の知識を楽しく学べる特設サイトにつながる2次元コード(QRコード)を印刷した特製シールも渡す。
東京都渋谷区のJA東京アグリパークでは、乳飲料やミルクカレー鍋などの販売も行う。全農のホームページで、各会場の配布開始時間を掲載している。
