コーヒー通じSDGs学ぶ 栽培・収穫に挑戦 沖縄・北部農林高
ネスレ日本(神戸市)の「沖縄コーヒープロジェクト」に参加し、同社と協力する沖縄SVアグリ(沖縄県豊見城市)から苗を調達。ハウス、露地合わせてアラビカ種約150本を育てる。
今春3年株から10キロ超の実を収穫。熱帯農業科果樹コースの生徒らが種を取り出し、校舎内で自然乾燥させている。同コース3年の志喜屋奏太さん(17)は「コーヒーが飲めるまで時間がかかるし、収穫量に対して豆の量も少ない。分からないことが多い分、やりがいもある」と話す。
生徒は栽培管理と並行し、地球温暖化でコーヒー栽培の適地が半減する「2050年問題」を学ぶ。與那原琢教諭は「SDGsや温暖化が与える影響に理解を深めてほしい」と話す。