

アンケートは4日までの7日間、インターネット上で募集。33都道府県の10~80代が回答した。
2位は18票を集めた「その他」。「梅酒の牛乳割り」(青森県のJA職員50代女性)などオリジナルの飲み方に加え、「何も加えず冷やした牛乳」(福岡県のJA役員男性60代)と、あえて普通の牛乳を挙げた人も多かった。
3位は15票の「抹茶ラテ」。2位の「その他」とは3票差だった。「甘すぎず苦すぎず」(鳥取県の果樹農家30代男性)と抹茶独特の味わいと牛乳の組み合わせを評価する声が多かった。
4位は、それぞれ8票を取った「いちご牛乳」と「フルーツ牛乳」。6位は4票の「ほうじ茶ラテ」だった。
「暑くなるとアジアンスイーツを作る」という東京都の女性60代。桃の樹液から作られた桃膠(とうきょう)や白キクラゲ、クコの実をシロップで炊いて、そのまま浸けて冷やした後、フルーツなどと合わせて牛乳を注いで食べる。
この女性はカッテージチーズも作っていて「あっという間にできる」という。牛乳にレモン汁を加え、中火で加熱すると、分離してくる。沸騰前に取り出し、キッチンペーパーを使ってチーズと液体を分け、軽く水切りしたら完成。「みじん切りのハムやピーマンを混ぜるとおいしい」と話す。
愛知県の女性60代は「ヨーグルトと練乳、レモン汁を入れてラッシーにする」と回答。バターチキンカレーにラッシーの組み合わせて楽しむ。
スープにするという人も多く、長野県のJA職員の女性50代は「キャベツとベーコンのミルクスープ」と回答。「コンソメと塩こしょう、牛乳があればすぐできる」と話す。
卵料理に生かす人も一定数いて、福島県のJA役員女性60代は「出汁巻き卵だけでは飽きる」として、「牛乳入りオムレツ」を作る。

濃いめのコーヒープラス牛乳。牛乳の甘さだけ!これに限る!(長野県の畜産農家女性50代)
温泉後はコーヒー牛乳で決まり(山口県の水稲農家男性70代)
カルピス牛乳(長野県の野菜農家女性60代)
何も混ぜない牛乳が好き(愛知県の兼業農家女性60代)
抹茶が好きで牛乳もおいしく飲める(北海道のJA職員男性40代)
いちごの甘酸っぱさとミルクがおいしい(福島県の酪農家男性20代)
親が温泉上がりによく買ってくれた(東京都の会社員女性30代)
すっきりしていて飲みやすい(北海道の学生女性20代)
牛乳寒天を作るのは初めてだったが、難しい工程はなく材料も少ないので「思い立ったら、すぐに作れる」と感じた。牛乳の控えめな甘さと果物がよく合う。
果物の代わりに、抹茶やほうじ茶を入れたものも作ってみた。さっぱりとした和のスイーツに生まれ変わった。牛乳寒天は、ちょっとの工夫で幅広く楽しめる品だった。(森市優)
◆作り方
(1)鍋に4グラムの粉寒天と300ミリリットルの水を入れ、よく混ぜて沸騰させる
(2)2分ほどかき混ぜたら、砂糖40グラムを加えて溶かす
(3)火を止めて200ミリリットルの牛乳を加える
(4)容器の中に一口サイズに切り分けた果物を入れて、(3)を流し込む
(5)30分程度、冷蔵庫で冷やし固める
煮込みに時間がかからず具材も少なかったので手軽に作れた。鶏肉のうまみとニンニクが効いたソースは濃厚。見た目はシチューに近いが、味はスペイン料理のアヒージョに似ていて、食欲をそそる一品だった。(金子祥也)
◆作り方
(1)サツマイモ・カボチャ各50グラムを食べやすい大きさにしてレンジで2~3分加熱
(2)鶏もも肉1枚を一口大にして塩こしょう。サラダ油を入れた鍋で皮目を焼く
(3)皮目がきつね色に焼けたら裏返し、ニンニクを10グラム加える
(4)ニンニクの香りが出たら牛乳200ミリリットルとバター15グラムを入れ、ふたをして弱火で5分
(5)火を止めてシチューの素1かけと(1)を入れ、弱火で5分
(6)レモン汁としょうゆ油で味を調える。シュレッドチーズをかけてパセリを散らす
スーパーやネットでも購入できる「杏仁霜」を加えたことで、濃厚な味わいに加え、杏仁豆腐ならではの香りも楽しめた。
弱火でじっくり材料を混ぜ合わせることで、滑らかな食感に仕上がる。(高内杏奈)
◆作り方
(1)牛乳50ミリリットルに粉ゼラチン5グラムを入れてふやかす
(2)牛乳350ミリリットルに杏仁霜15グラムと砂糖50グラム、はちみつ3グラムを入れ、中火にかけ、へらで混ぜる
(3)沸騰してきたら弱火にして、5分間かき混ぜる
(4)火を止め、(1)を入れてかき混ぜる
(5)器に移し、粗熱がとれたら冷蔵庫で1時間程度冷やす
(6)乾燥クコの実やお好みのフルーツを載せる
食品メーカーの公開レシピに「バターチキン風カレー」を見つけた。レトルトに牛乳や調味料を混ぜ合わせ、レンジで加熱するだけ。確かに、本格的なバターチキンの風味が感じられた。牛乳をひとたらしして、パセリを振ると見た目も本格的に。
◆作り方
(1)レトルトカレー(甘口)と牛乳大さじ2、トマトケチャップ大さじ2、はちみつ大さじ 2分の1を耐熱皿に入れて混ぜる
(2)電子レンジ500wで3分加熱

牛乳とマヨネーズ、粉チーズを使うので、こってりとした味かと思いきや、さっぱりしていて、シュクメルリやカレーにも合う味だった。材料をそろえて混ぜるだけで出来上がるので、手軽に作れるのも魅力。レモン汁を数滴加えると、よりさわやかな味わいに。
◆作り方
(1)牛乳大さじ3、マヨネーズ大さじ3、粉チーズ大さじ2、すりおろしニンニク2センチを用意。
(2)材料を混ぜ合わせたら完成

冷たいものを取ることが多いこの季節、あえて温かいラテにした。コップ1杯の牛乳を温め、はちみつ大さじ1、きな粉大さじ1を入れて混ぜる。牛乳ときな粉の優しい甘さが合わさって、ホッと落ち着く味に。(森市)
牛乳120ミリリットルに、レモン汁大さじ1を加えたが、酸っぱさはあまり感じず、飲み口はさわやか。(金子)
牛乳200ミリリットルに、粉末をスプーン2杯加えると、ほうじ茶の香ばしさと牛乳の甘みが溶けあう一杯に。牛乳の泡を乗せると口当たりが良くなる。(高内)

金子祥也記者(33)は「海鮮チゲ」、高内杏奈記者(30)は「チリトマト」、森市優記者(24)は「みそ」を選んだ。沸騰させた牛乳で実際に作り、互いにレビューしてみた。
