商品が自ら売り込み? IT大手が開発 ロボット装置で新たな販促(動画あり)
手がけるのは、IT大手のサイバーエージェント(東京都渋谷区)。「自己推薦ロボット」と銘打ち、大阪大学と連携して実用化を目指している。
上下移動や回転する台の上に商品を置いて使う仕組みで、前を通ったり立ち止まったりするとセンサーが反応。商品が踊っているように動かしながら「立ち止まってくれてありがとう」などと音声を出す。同社は「商品に愛着を持ってもらえる仕組みにしたかった」とする。
過去の大型雑貨店での実験では、通過者が立ち止まる割合が約2倍となり、販売につながる割合も約7倍となった。今回は3カ月間設置してもPR効果が続くか検証する。音声は英語にも対応し、インバウンド(訪日外国人)への発信も想定する。同社はロボットを活用した販促手法について、今夏以降に試験的な販売を予定する。