<最新>飼料のトウモロコシ、全量国産に 「新仙台牛」12月販売へ 宮城JA古川
実証に参画するJA全農くみあい飼料が全量国産トウモロコシの配合飼料を5月から供給。同県大崎市を主体とした18戸の畜産農家に給与して育てた。JAによると、うま味や肉質が従来の仙台牛より向上したという。
年間の生産頭数は600~700頭を予定し、仙台市と同県大崎市のヨークベニマルで販売する。「宮城生まれ、宮城育ち。」と銘打ち、県産トウモロコシで育った仙台牛と説明したのぼりを店舗に提示して販促。ステッカーやシールも付けて販促する。
JA古川の佐々木浩治組合長は「和牛の地域間競争が激化する中、新たな仙台牛が日本全国で認められるようにしたい」と意気込む。
実証は本年度が最終年度の3年目。28経営体が107ヘクタールで栽培し、10アール当たりの平均収量は687キロだった。