[シェア奪還]国産小麦前面に 敷島製パンが新ブランド
新ブランド設立に合わせ、小麦が育つ様子を示す新ロゴを配した。既存の「国産小麦」シリーズのパッケージも和紙風のデザインにリニューアルする。
新商品を北海道・沖縄を除く全国で発売する。「国産小麦 しっとりローフ 3種のフルーツ」など4商品を新発売。食事パン以外にも、バウムクーヘンやベーグルなどを含み、カテゴリーやシリーズをまたいで国産小麦使用をアピールする。今月末に都内でイベントを開き、消費者の関心を高める。
同社は、海外情勢の変化を背景に国産小麦の商品をシリーズ化するなど食糧自給率向上に取り組んできた。現在国産小麦100%使用商品は約70品目。使用する小麦に占める国産の割合は年々上昇し23年で14%となり、30年までに20%を目指す。同社は「新ブランド展開で広く国産小麦に関心を持ってもらい、食糧自給率の向上につなげたい」考えだ。