[大阪・関西万博25]米由来のマヨネーズ好評 アレルギーフリー提案 新潟
米由来マヨネーズは、乳化に必要な卵黄や大豆タンパクを使わない。同社はこのマヨネーズを、卵や大豆アレルギーを持つ人でも使える新しい調味料として市場開拓する。
県農業総合研究所食品研究センターは、玄米と米こうじ、食塩からなるみそ風味調味料を目の細かなふるいで裏ごしすることで、卵黄の代わりとなり、乳化促進と食感向上ができることを突き止めた。裏ごしした物に米酢と米油を合わせ、色や食感を再現した。
来場者は米由来のマヨネーズで合えたポテトサラダなどを試食した他、みそ風味調味料と米酢、水を合えた物と米油をかき混ぜ、米由来のマヨネーズを作る体験、試食をした。
岐阜県高山市の会社員、戸田ひろみさん(39)は「酸味とこくが程良く、さっぱりした味付けで違和感ない」と感心していた。
同社の羽田知由製造部長は「米どころ新潟発の調味料として世界に提案したい。直販や業務用の他、高級量販店にも拡販したい」と強調する。
(木村泰之)