近江牛、BBQで豪快に…先入観打破へイメージ戦略 滋賀のJAと「Weber」
同JAは「高級ブランド牛はBBQに向かないというイメージを覆したい」とし、近江牛の新たな食事場面を訴求する。BBQやキャンプなどアウトドアの場面では、安価な輸入牛肉の引きが強く、ブランド和牛は避けられる傾向にある。そこで、世界的BBQグリルメーカー「Weber」を使用することで、近江牛の新たな需要を増やす狙いだ。
都内で先月29日に行われたキックオフイベントには、世界に和牛の魅力を発信する「WAGYU BOYS」が登場。「Weber」のガスグリルを使用し、時間をかけて表面に火入れを行いローストビーフを載せた近江牛の肉ずしや、ミディアムに焼き上げた近江牛ステーキなどを振る舞った。時間や温度管理を徹底することで、ブランド和牛のうま味を引き出した食べ方ができる。
JAグリーン近江は、今後も「Weber」のイベントに近江牛を提供していく方針で、「滋賀県内にとどまっていた消費を、全国各地に広めていきたい」と展望する。