「米か、それとも…」 直面する課題、若年層に問う アサヒパックが特設サイト
同社はこれまで、新聞広告やポスターなどを使って食料自給率の低さやご飯食拡大の重要性を訴えてきた。ただ、「若年層に対して十分なアプローチができていなかった」(同社)とし、特設サイトの作成に踏み切った。
同サイトでは、水田の耕作放棄地の増加、農家の高齢化、米の消費量や食料自給率の低下といった日本の米が直面する課題に対して、「このままでいいのか!?」と問いかける。課題に取り組まなかった場合の「最悪の未来」と取り組んだ「明るい未来」といった二つの将来を描き、自分事として捉えてもらえるように工夫した。
国産米の不足が取り沙汰され、国際情勢も不安定化する中、同社の担当者は、「Rice or Die」という問いかけは「決して誇張ではない」と強調する。サイト内ではこうした課題解決に取り組む賛同企業を募集しており、米消費拡大の機運を高めたいとしている。