入札を開く日本特産農産物協会によると、普通大豆の上場数量4646トンのうち落札されたのは801トン。関係者は「在庫が潤沢で今すぐ必要な業者が少ない」とする。
今回は北海道「音更大袖振」(大粒)が9633円と最も高値となった。8000円台での落札が多かった。東海以西の産地は台風や高温に見舞われ、収量が落ち込んだため5県から138トンと上場数量が少ない。前年同月は10県から2176トン上場しており、前年の6%にとどまる。
特定加工用大豆は2099トンが上場し、525トン(25%)が落札。平均落札価格は、前回から29円上げて7779円だった。
次回の24年産収穫後入札は5月21日に行われ、結果が30日に発表される。
(森井千尋)

