農薬ラベル確認、周囲に配慮を 危害防止運動来月1日から
農薬の適切な取り扱いや正しい知識の啓発へ、厚生労働省や環境省なども加わり8月31日まで展開する。事故防止へ安全使用上の注意や保管条件などが書かれたラベルの表示内容を守ること、農薬散布の際は周辺住民らに配慮することなどを促す。
農水省によると、2021年度は農薬使用に伴う死亡事故はゼロだったが、22年度は4件発生した。飲酒後に誤って飲用したことなどが原因だ。死亡事故以外にも、散布中に農薬が長靴に入ったり、土壌燻蒸(くんじょう)剤の使用時に被覆を行わなかったりして、けがを18人が負っている。