日本農業新聞は25日、東京都内で定時株主総会を開き、2023年度の事業や決算を報告するとともに、取締役や監査役の選任など5議案を承認した。株主総会後の取締役会で、新社長に田宮和史郎氏を選んだ。
2023年度決算は、売上高が前年度比4・7%減の68億2162万円で、費用合計は同1・4%減の66億5762万円。営業利益は同59・8%減の1億6400万円で、減収減益となった。
港義弘会長は「農業者の所得増大や課題解決につながる情報の充実、農業と協同組合を守る立場からの報道に努めていく」と述べた。
取締役に北川敏匡氏(JA全青協副会長)を新たに選任した。常勤監査役に内田英憲氏を選んだ。

▽社長=田宮和史郎(たみや・かずしろう)62歳。1985年JA新聞連入会。日本農業新聞編集局長、論説委員室長、業務局長、執行役員総務企画局長などを歴任。2021年常務。

▽常勤監査役=内田英憲(うちだ・ひでのり)59歳。1988年JA新聞連入会。九州支所長、編集局長、論説委員室長、JA新聞連参事などを歴任。2023年日本農業新聞組織再編対策事務局長。
日本農業新聞子会社のジェイエイ情報サービスは25日、定時株主総会を開き、2023年度の事業報告などを了承した。新社長に吉田聡氏を選んだ。