震災発生から13年で追悼 農家ら祈り<最新ニュース>
同社がある北上地区は沿岸部に近く、震災時は高さ10メートルを超える津波に襲われた。自身の自宅や農地が流された代表の千葉昭悦さん(75)は「今も鮮明にあの時を思い出す。まだ見つからない人も多く、早く帰ってきてほしい」と語った。
千葉さんは13年に同社を設立。離農を余儀なくされた農家らの農地を引き受けてきた。当初10ヘクタールだった栽培面積は現在100ヘクタールを超えた。「農業がやりたくてもできなかった人がいる。彼らの農地を守っていく」と誓った。