20回目を迎えた今回は、7万点以上の候補から最優秀賞を含む5点を選出。同賞は、年間の取引データに基づく統計分析や大手バイヤーの投票で、トレンドを捉えた品種が入賞する。6日に東京都内で表彰式を行った。
「クラシックココア」は、飲料のココアのような色合いと、見た目の存在感が多くのバイヤーから支持を得た。同部会の根木和行さんは「圃場(ほじょう)で咲かせてから出荷したものならではの花姿が評価された」と話した。

大田花き花の生活研究所は「昨今の品薄などを反映し、定番品目が選ばれた。中でもトレンドのペールトーンやくすみカラーが引き続き支持を集めた」とみる。
その他の受賞者と品目は次の通り。
▽優秀賞=バラ「オール4ラブ+」(栃木・齋藤武)

▽特別賞=リンドウ「安代のはごろも」(岩手・JA新いわて八幡平花卉生産部会)、枝物「ミモザアカシア」(千葉・榎本バラ園)

▽新商品奨励賞=ヒマワリ「ダージリン」(千葉・山田容礼)
