「地域農業に愛を」 俳優森崎さん講演 JA全青協70周年記念セレモニー
森崎さんは、2020年にホクレンのアンバサダーに就任した他、北海道のテレビ番組で08年から農業の現場を発信し、子どもたちや消費者への食農教育にも取り組んでいる。「農家は数多くの品目を栽培したり、1日に何度もかん水したり、すごいことをしている。もっと自慢してほしい」と述べた。
国民理解の醸成には「知りながら、感謝しながら、応援しながら」食べてもらうことが鍵になると説明。食料自給率が38%にとどまっていることにも触れて、「自給率が低いことは国が弱いこと。国には農業が稼げるようにしてほしい」と訴えた。
全青協の洒井雅博会長は「将来の日本の農業のために、協同の力で何ができるかを共有し、豊かな地域社会をつくり上げていこう」と呼びかけた。