[ニッポンの米]備蓄米広域に 全農号走る(動画あり)
全農号はJR貨物などと共同で、2023年から2週間に1回の頻度で定期運行を始めた。トラック運転手の時間外労働時間の上限規制に伴う輸送能力不足を補うのが狙い。東北や北陸の米を東海や関西へ届ける。
全農は14日、臨時便を運行した。宮城、青森、秋田、新潟、石川の各県にある五つの貨物駅に停車し、一般の米と共に一部の貨物駅で備蓄米を積み込んだ。大阪市の百済貨物ターミナル駅へ到着し、コンテナ100個(米約500トン)を荷降ろしした。同駅からトラックに積み替え、主に関西の各地へ届けた。
(鴻田寛之)