昨年は実に様々な出来事があり、世界が騒然とした年でしたね。今年は皆さまにとって明るく楽しい年になることを祈ります。
さて、今回は公益社団法人全国食肉学校についてご紹介します。お肉の消費が大きく伸長した1970年代の高度経済成長期、全国の畜産産地に食肉センターが建設されました。そこで働く食肉技能者を養成するために、畜産振興事業団(現在の農畜産業振興機構)とJAグループが出資してできたのが全国食肉学校で、今年で創立50周年を迎えます。全寮制の職業能力開発校としてこれまでに2600名以上の卒業生を食肉業界に輩出してきました。
「お肉を学びたい」という共通の目的を持った学生は全国から集まります。JAグループの食肉部門で働く幹部候補生、精肉店・焼肉店・畜産農家の後継者、新たに食肉業界に参入する起業家など、実に多種多様な若者(年齢制限はありません)が同じ釜の飯を食らい、切磋琢磨しています。
この「お肉のコラム」はこれまで本校の講師を中心に寄稿してきましたが、昨年末より本校卒業生にもそれぞれの奮闘ぶりを書いてもらっています。異業種から焼肉店を新規に開業した人、和牛の輸出のため世界を駆けまわる人、海外から学びに来て日本の食肉業界で活躍する人、6次産業化を果たした畜産農家、実家の精肉店を継ぐためリスキリングした人、きっとその熱い想いが伝わってくることと思いますので、引き続きご期待ください。
