ちょうど6年前の17年4月、日本の食肉の世界を知らなかった私は、ハム・ソーセージなどの食肉加工品を学ぶために全国食肉学校に入学しました。ところが、授業で食肉について学ぶにつれ、いつの間にか日本の和牛に魅了され、翌年4月に日本の食肉業界に職を得て、現在は日本産食肉の海外への輸出業務を行っています。
今、私の母国である台湾でも大きな和牛ブームが起きています。17年9月に日本産和牛の輸入が解禁となり、焼肉屋のみならず、至る所にある鍋屋でも和牛をメニューに取り入れています。中には日本のように一頭丸ごと利用している店舗もあり、和牛を利用している店の数は、想像を絶する状況です。
私がここで特別に紹介したいのは、日本にはなかなかいない「ライブコマース」という販売業態です。店の方がSNS(Facebookなど)でライブをしながら、オークションのように和牛を販売しています。こういう販売方法は台湾人に大人気で、日本産和牛が特に売れているようです。もし興味ある方がいらっしゃれば、ぜひネットで見てください。

総合養成科第54期卒業
JA全農インターナショナル株式会社
畜産部・蔡定亨)