今回は田子重精肉部門における牛肉加工について少しだけ紹介します。田子重では、毎日日付の新しい商品を販売する事を重要と考えております。しかし、毎日10キロ以上の牛肉を販売する事は店舗によっては簡単ではありません。この問題を解決する為、牛肉は1日で使い切れるよう、特別な規格にしていただき仕入れています。一つの塊が1~4キロ程度で納品されるので新しい日付の商品の販売が可能になります。
次に大事なことは、お肉の厚さを正確にカットする技術です。お客様が求める用途(しゃぶしゃぶ用・すき焼き用・ステーキ用等)に適した肉の厚さでカットされているかということはとても重要です。精肉加工とは、生体から始まった「命」が次々と加工されて「お肉」となり、一般のお客様の口に入るまでの最後の工程になります。お肉を食べたお客様に「美味しかった、また食べたい」と満足してもらえるような商品化をする責任が、私たちにはあります。
食肉加工は自身で加工した商品が売れていく喜び、面白さを感じることができる仕事です。技術の向上に終わりがないことは、食肉加工の醍醐味でもあります。今後も自身の技術を磨き、圧倒的地域一番店になれるよう精進してまいります。

総合養成科第55期前期コース卒業
田子重島田中央店店長・岩崎雄矢)