西暦675年(飛鳥時代)に肉食禁止令が発令され、牛肉だけでなく全てのお肉を食べることが禁止されました。この肉食禁止令は約1200年間続きました。そのためスキヤキというお料理は江戸時代に農具の鋤(すき)の刃の部分で、魚等を焼く「魚スキ」から始まったといわれています。
時代が流れ1871(明治4)年に肉食禁止令はなくなり、明治時代の文明開化以降に、一般的に肉を使用したスキヤキというお料理が出来上がります。このような時代の中、弊社モリタ屋も明治2年に創業し、150有余年の長きにわたりお客様にご愛顧いただき、子牛生産・肥育・卸売・小売・飲食店までの一貫経営で、すき焼きをお客様にご提供させていただいております。今では日本のお客様だけでなく、中国、韓国、アメリカ、ヨーロッパなど世界各国のお客様に、歴史のある日本料理「すき焼き」をお召し上がりいただき、おいしいというお言葉をいただけるようになっております。
日本の歴史と共に作り上げられてきた牛肉のすき焼きを、日本のお客様にもっと知っていただき、食べて笑顔になっていただくとともに、世界中のお客様が何度も日本を訪れたいと思っていただける魅力の一つとなるよう、これからも尽力してまいります。