各企業は世代交代の真っただ中で、若手の確保は喫緊の課題です。また、外国人技能実習生や特定技能がいないと食肉の現場は成り立たないとの声をよく聞きます。一方で彼ら外国人を含む現場作業を指導できる人材育成が急務となっています。
しかしながら現場に人的な余裕がなく、本校へ学生として派遣することが極めて厳しい状況にあります。そのような中ですが、即戦力を育成するためには本校での学びが一番の近道であるということをご理解いただきたいと思っています。
さて、和牛の輸出に関連して、国内外の多くのセミナーで本校講師が活躍している関係からか、最近海外からの問い合わせや本校への訪問視察者が大変増えています。そのため、本校ではホームページをリニューアルすると共に、インスタグラムにも力を入れて、若い人たちに興味を持ってもらえるよう、お肉の3D画像や動画などを発信しています。
これからも世界で活躍する食肉産業人を育てて参りますので、皆さんの近くにお肉好きな人がいらっしゃいましたら、こんな学校もあるよとお伝えいただけると幸いです。
2022年9月21日に始まった「お肉のコラム」も126回目を数え、今回が最終回となります。2年半の間ご愛読いただき、まことにありがとうございました。引き続きいろいろな形でお肉の魅力を発信していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
https://www.fma.ac.jp/3dcontents
公益社団法人全国食肉学校
専務理事学校長
小原和仁