
一方、暑さは「世界で最も暑い夏」となった昨年と同等かそれ以上になる恐れがある。
梅雨は九州北部や四国、近畿、北陸なども週末には明ける見通し。同庁は「梅雨明け前後はまだ暑さに体や対応が慣れていない人が多い」とし、エアコンを使ったり、屋内外を問わず作業する時は十分な休息や小まめな給水をしたり、激しい運動をしたりしないよう強く呼びかけた。
猛暑日地点数過去最多ペース
気象庁の観測データを基に本紙が集計したところ、最高気温が35度以上となる猛暑日地点が7月1日以降、過去最多ペースで推移していることが分かった。同地点が毎日観測されているのも初めてで、同庁は、観測史上最も暑い夏とされた昨年と同等か、それ以上の警戒を呼びかける。

同庁は北海道の一部を除き7月末まで各地の気温が平年を大幅に上回って「かなり高い」と予想。日本近海の海面水温も27度ラインが九州から関東の太平洋岸に達しており、海洋熱波への警戒も高まっている。