都心で局地的豪雨・突風 上空に「シアーライン」 交通機関に乱れ
シアーラインとは、積乱雲から吹き出した下降気流と周辺の風がぶつかることで、風速や風向が急に変化する境界線。同庁によると、局所的に大雨が降る他、滑走路を横切る形で停滞すると、滑走路の両端で追い風となって航空機の離発着が難しくなる。
21日夜は同庁の観測点がない港区付近で1時間に100ミリ前後の猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報を発表。観測点のある世田谷区でも1時間に52ミリを観測するなど、局所的な豪雨は22日も続いた。
この影響で羽田空港では21日夜、離発着が一時止まった他、22日も遅れが出た。東海道新幹線の東京-新横浜間やJR山手線など都内の在来各線も21日夜、運転を見合わせるなどし、22日も遅れや徐行など影響が続いた。