食、農、命 朗読とピアノに乗せて 本紙コラム「四季」初のコンサート
企画したのは、ピアニストの藤波結花さん。東日本大震災で妻を失った宮城県気仙沼市の米農家、佐藤誠悦さん(72)と今年3月、同市で追悼コンサートを開き、コラム「四季」で紹介したことがきっかけとなり、命や環境、農業に関心を持ち、永島さんとコンビを組んだ。朗読に合わせ藤波さんは「花は咲く」「人生の扉」「アベ・マリア」「地上の星」などを披露した。
能登支援米を持って駆けつけた佐藤さんは「震災以降、つらいこと、苦しいことがたくさんあった。それでも人と人がつながり、コンサートとして実を結ぶなんて驚いた」と感激していた。会場では東京の女性農家手作りの加工品や農作業安全お守り「東京ハッピーリング」なども販売された。