<最新>脱脂粉乳使ったビール販売 酪農に理解深めて アグラボ×ホクレン
発売した「北海道ミルクエール」は、農業の課題も反映させたビールをつくり、消費者に農業への関心を高めてもらうことを狙うブランド「異端児エール」の第3弾。ペールエールビールに脱脂粉乳を使い、クリーミーな泡とまろやかな味わいを実現した。アグラボによると、チーズやデザートなどにも合い、ビール好き、牛乳好きともに楽しめる味に仕上がったという。
特設サイトでは、乳牛が生まれてから搾乳できるまでの期間などを紹介する。生乳は保存が難しく、脱脂粉乳などに加工して保存や需給調整をすることなどを解説している。
コロナ禍では生乳の需要が減少し脱脂粉乳の消費対策が課題になった。脱脂粉乳を活用した商品開発や酪農への理解醸成は、生乳生産基盤の維持や生乳需給安定の鍵を握る。
「北海道ミルクエール」は330ミリリットルで、1000円(税別)。300本を限定販売する。JA全農の通販サイト「JAタウン」などで購入できる。