JA全農が主催。8回目となる今回は全国25道府県から、初出場3校を含む40校が出場した。選手宣誓をした福島県立会津農林高校の石井秀寿さん(18)は、協力してくれた地域の方や先生に感謝を示し、「和牛とともに成長してきた姿を見せたい」と力強く宣言した。
3年間の集大成を発表する「取組評価部門」の最優秀に輝いた加茂農林高校は、2年連続の最優秀賞受賞となった。飼料用米の給与による生産コストの削減や、米国やブラジルなどの海外研修で学んだアニマルウェルフェア(快適性に配慮した家畜の飼養管理=AW)への対応などを紹介した。3年生の渡邉煌さん(18)は「プレッシャーもあったが、メンバーと先生と一緒に取り組んできたことが実った」と目に涙を浮かべた。
大会2日目の17日には出品牛の枝肉を審査による「枝肉評価部門」の受賞校が決まる。両部門の成績を踏まえ、「総合評価部門」の最優秀賞が決定する。