ＪＡ全農いわては１０日、岩手県産米のブランド「いわて純情米」のアンバサダー契約を県内出身の大リーガー、菊池雄星投手と締結したと発表した。菊池投手が登場するテレビＣＭや動画を県内や首都圏などで放映する他、動画投稿サイトで公開する。全農いわて運営委員会の伊藤清孝会長は「菊池投手と共に、いわて純情米を盛り上げたい」と語った。

　全農いわてが同日、盛岡市で開いたアンバサダー発表会では、米国から菊池投手がビデオメッセージを寄せた。「皆さんに食べていただけるように、一緒に盛り上げたい」と意気込みを語った。

　大リーグのロサンゼルス・エンゼルスで活躍が期待される菊池投手は、ＪＡ岩手グループのイメージキャラクターを２０１２年から３年間務めた。郷土愛が深く、県民からも愛されているとして、「いわて純情米」の知名度向上に向けて“再登板”を打診した。

　今回、「いわて純情米」を食べた菊池投手が「幸せ」とつぶやく動画など２種類のＣＭを制作。今後、菊池投手が県産農産物を使ったおかずと県産米を味わう企画なども展開する計画だ。

　菊池投手が花巻市内に開設した複合型野球施設に協賛し、看板広告を掲出する。