北海道のＪＡ夕張市は１１日から、ＪＡなどが開設する仮想空間「夕張メロンメタバース」で謎解きイベントを開いている。空間内に散りばめられたヒントを基に夕張メロンにまつわる謎を解く。メロンの生産過程や歴史を楽しみながら学べる仕組みで特産の夕張メロンの隠れた魅力を発信して地域活性化につなげる。

　インターネット上の仮想空間「メタバース」内で夕張メロンの魅力を世界に届ける拠点「夕張メロン大使館」の新人見習い大使となり、正式な大使に昇進するため卒業試験に挑むという内容だ。

　夕張メロンの“テーマパーク“を想定したメタバース内で自身のアバター（分身）を作成し、空間を歩き回りながら謎を解く。空間内には、夕張メロンの情報を発信する巨大なメロンの建物や、ＪＡや企業のブースが存在。そこから謎解きのヒントを得られるため、楽しく夕張メロンや道農業についての情報を取得する。謎解きをクリアすると、夕張メロンが抽選で当たるなどの特典がある。

　謎解きには専用のキットが必要。ＫＡＭＯファンディング（ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ｋａｍｏｆｕｎｄｉｎｇ．ｃｏｍ／ｐｒｏｊｅｃｔｓ／ｈｉｒａｔａｍｉｈｏ０１）の返礼品として入手できる。価格は１５００円。