台風縦断でナス品薄 果菜類など相場上昇 大阪市場
中でも近在産が主体のナスは、京都産1ケース(5キロ・秀L級・高値)が2592円と前市比216円高となった。強風による落果に加え、傷果も多く、特に上位等級の入荷量が減った。青果卸の東果大阪によると「特売は限定的で大きな売り込みはないものの、定番販売分でも不足感が強い数量」だという。
前週に台風6号が九州を直撃した影響で、ピーマンも品薄感が強く、宮崎産1袋(130グラム・AM級・高値)が81円と同5円高だった。
果実は今のところ大きな被害は見られず、ほぼ通常の取引となった。ただ、例年8月下旬に出始める鳥取産の梨や、和歌山産のミカンなどは「今後、供給動向に注視する必要がある」(同卸)と話す。