<最新>若狭牛を初輸出、台湾での福井フェアで提供
若狭牛は県内で12カ月以上肥育された黒毛和種で、枝肉格付けが3等以上、脂肪交雑基準(BMS)は4以上。26戸の農家が年間約600頭を出荷し、現状はほぼ県内で消費されている。
今回、台湾からの要望もあり、県食肉事業協同組合連合会が、台湾向け輸出施設の認定を取得している同センターと契約し、輸出を実現した。31日に枝肉にして熟成し、2月20日ごろに台湾へ空輸される予定。
輸出第1号の牛を出荷したNomuraファームの野村潮司代表は「県外、国外へ若狭牛をアピールできるステップとなり、喜ばしい。継続し消費拡大につながれば」と期待する。同連合会の中野直幸理事長は「餌に県産の稲わらや飼料用米などを与えている野村さんの牛は、より福井らしさを印象付けられる。他産地と差別化し、健康を意識した市場への売り込みも考えたい」と話していた。