大手青果卸が新体制 合併、子会社化進む 長野、東海2県
R&Cながの青果は、長野県連合青果と長印が合併して発足。15年に持ち株会社を設立し、合併の準備を進めてきた。2社の売上高は約1000億円、グループ会社を含めると約1500億円に及ぶ。
新体制初となる競売前にあいさつした倉崎浩社長は「生産者、消費者、社会が大きく変化し、私たちのビジネスモデルに変化を求めている。(両社が)健全に経営している今こそ、リスクを取ってでも変化に挑戦する」と決意を語った。
セントライ青果は、4月1日に浜中の株式を100%取得、子会社化した。県外青果卸を子会社化するのは初。2社売上高は約950億円。
セントライ青果は「既存のマーケットを守り中部圏の地盤を固めたい」(管理部)と説明。大都市圏の卸との競争力を高めるため、集荷力や販売網を強化し、安定的な食品供給を目指す。
浜中の社長は山下茂春氏。セントライ青果の石原美紀会長は監査役(非常勤)、小坂芳則社長は取締役(非常勤)に就任した。
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