JAのと管内の能都店は12日、今年初めて営業した。午前10時から正午までの2時間限定で、インスタント麺や水、パックご飯、肉などを販売した。約300人が来店し、食品に加え、紙皿などの消耗品も売れたという。
同店では1日の地震直後、店舗にあった卵や葉物野菜などの在庫品は避難所に提供した。商品の入荷元であるメーカーも被災しているところが多く、12日の商品数は平時の2割ほどにとどまった。皆戸泰徳店長は「断水も続き、魚や総菜はまだ扱えないが、少しでも被災者の支えになれれば」と話す。
10日にはJA内浦町管内の内浦店も営業を再開。当面の間は午前10時から午後3時までの時短営業を予定している。