日本の南側に停滞した太平洋高気圧の影響で３日、北海道と東北の一部を除く各地で最高気温が３０度を超える真夏日となった。環境省は今年最多の１６都県に熱中症警戒アラートを発出。気象庁は４日も西日本を中心に猛暑が続くとして、外出を控え、十分な水分を補給するなど注意を呼びかけている。

　気象庁によると、全国の観測地点９１４地点のうち６割に当たる５４５地点で真夏日となり、うち３５度以上の猛暑日は４４地点に上った。最高気温が高かった主な自治体は、高知県四万十市３７・１度、宮崎市３６・４度、大分県佐伯市３６・３度、静岡県浜松市と鳥取県米子市３５・９度、富山市３５・８度など。

　この日の熱中症警戒アラートは、４７都道府県５８地域のうち九州・沖縄、中国、四国、東海など１６都県１９地域。環境省は４日も１１県１２地域に警戒アラートを発出した。