村のF型は、村内でトラクターの修理販売を手掛ける金子健次さん(73)が、静岡県の牧場主の遺族から30年ほど前に譲り受けた。20馬力で現代の貨幣価値で1000万円ほどで販売されていた。譲り受けた当時から動かなかったが、金子さんはさびていたF型を分解し車体を白、鉄の車輪は青に塗り直した。
資料館は、村が2020年に夏秋キャベツ生産で50年連続日本一になったのを記念し、トラクターの展示を企画。関俊明館長が調べると、これまで最古とされてきた北海道上富良野町のF型より製造番号が古いキャブレターが使われていた。
金子さんは「古いバスなどで使われていた馬てい形発電機があれば、エンジンがかかる可能性がある。きれいになったので動かしてみたい」と期待する。
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