県産リンゴをPRするため、県観光政策課が企画した。絵柄のリンゴは「ふじ」「ジョナゴールド」「世界一」「紅玉」「千雪」「陸奥」。県民になじみが深く、模様や色味が特徴的な6品種を選んだ。県内11店舗で17日から発売したところ、直後から一時品切れとなる店が続出する人気商品となった。
交流サイト(SNS)のX(旧・ツイッター)やインスタグラムの県公式アカウント「まるごと青森」で昨年8月に試作品を公開。同時に投稿した、ねぷたの材料である和紙を貼ったものなど3種類の試作品で断トツの関心を集め、Xではこれまでに13万回以上閲覧された。販売を求める声が多く寄せられ、製品化を企画した。本物の色味に近づけるため、試作を繰り返した。
担当した同課の三上悠維さんは、通常の六面立体パズルならば3~5分程度で完成する腕前だが、アオモリックキューブは2日要し、「別格だった」と話す。職員には10分程度でクリアする猛者もおり、精進を誓う。
県外へのプレゼントや土産に購入する例が多いという。サイズは約6センチの立方体。価格は3000円。県内の観光施設や道の駅などで販売している。
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