「天下富舞」は、県開発品種「ねおスイート」の中で、糖度、重さ、外観で基準を満たしたもの。JA全農岐阜が商標登録をしている。3通りの格付けのうち、最高級品の「天下人」は、糖度25以上と重さ300グラム以上の両方を満たすことが要件だ。
初せりの前には、全農岐阜の西村寿文県本部長が「今年は玉付きが良く、しっかりと糖度が乗った。産地の活気が生まれるような取引をお願いしたい」とアピールし、活発なせりを要望した。
JAぎふの櫻井宏会長らが初せりを見守り、丸進青果が「天下人」を落札した。同社の佐々雅次果実統括部長は「消費者に広く知ってもらうため、この価格を付けた。天下富舞の宣伝・PRに力を入れる」と話した。最高値の柿は同日、名古屋市のスーパー、バロー高辻店に並んだ。
