値札のないスーパー 農水省が開店? 適正価格、消費者に問うイベント(動画あり)
持続的な食品供給に向け、コストを反映した食品の適正価格が必要と消費者に周知する、同省の「フェアプライスプロジェクト」の一環。
イベント会場では値札が付かない、牛乳や野菜などの商品が並ぶ。商品説明では「乳牛の飼料代は3年で約1・4倍に」「酪農家戸数は15年で半分に」など、食品供給の現状を紹介する。コストを反映した価格を来場者が考え、その値段で購入する内容だ。
開店セレモニーでタレントの伊沢拓司さんは牛乳や納豆などコストを踏まえた価格を予想したが、「普段購入する価格ではなく、コストを考慮して予想する点が難しい。今後は食品供給の背景を想像しながら買い物したい」とした。
体験した神奈川県海老名市の20代男性は「普段感じてはいても見えづらい生産コスト上昇の現状を実感した」とした。
イベントは東京都千代田区のKITTE丸の内で開催。23日まで。