京大・藤原氏「食料主権守るため連帯を」 本紙全国大会で記念講演
藤原氏は、第二次世界大戦時のドイツや日本などを例に、食を守るために悲劇が起きたと説明。「自国民の食を守るために植民地主義を進め、住んでいた人々を追い出したことも反省しなければならない」と述べた。
持続可能な開発目標(SDGs)に掲げられる飢えをゼロにするためには、給食やフードバンクなどの役割が大きいと指摘した。日本農業新聞の役割は「情報発信で食の安定供給を支えることだ」と期待を示した。
日本農業新聞が8日、東京都内で開いた第55回全国大会の懇親会では、登壇した江藤拓農相や与野党の代表らから、農政課題に対して発言が相次いだ。農家所得の向上や農業予算の確保などで、持続可能な農業を実現す... 続きを読む