私は地域に根付いた活動を積極的に推進することが、食肉業界に微力ながらも日本の養豚業界を支え、ひいては関わる企業全ての成長と発展につなげられると考えています。
近年では、地域企業様と連携し、埼玉県産の豚肉と地元熊谷唯一の蔵元・権田酒造「直実」の酒粕を使った、酒粕入りカレーを商品化したり、地元在来品種の野菜を活用した製品づくりを手がけたりする取り組みを行っています。
そして、新たな事業への「挑戦」として小売業に参入します。食肉直売所「Pork Labo」を開業し運営します。このお店は、生産者の方々が大切に育てた豚を地域の一般消費者に紹介する店舗で私たちが実践する新たな試みです。生産者の方々が6次産業化を目指す際、販売チャネルの一つとしてお手伝いができればとも考えています。
さらには、事業活動以外の社会貢献活動にも取り組んでおり、産学連携による商品製品化の協力や、地域「こども食堂」への商品無償提供など積極的に関わっています。
今後も食肉業界の一員として覚悟をもって「挑戦」する姿勢を示し、関わる方が一人でも前向きに。また、食と農を支えるものとして今後どうあるべきか。今何をすべきか。関係者様と共に荒波を乗り越えられるよう、粘り強く前進してまいります。
公益社団法人全国食肉学校総合養成科第48期卒業
(有)中村牧場代表取締役専務・中村隼人