ひところは一部の人々によってお肉に対する偏ったマイナスイメージが多く登場した時期もありました。 それに対して私たちは、生活者の方々にお肉の正しい知識を身に着けていただき、もっとたくさん食べて、健康になっていただきたいという思いから、この検定を始めました。
出題範囲は広く、食肉の日本史に始まり、家畜の生産および食肉の処理・加工、食肉の流通・小売り・消費、食肉製品、食肉の衛生と品質、食肉の栄養と調理、食肉の表示まで網羅しています。
基礎的な「2級」と、少し専門的な「1級」とがあり、共にテキストで勉強することができます。60分間で100問の問題を解き、80点以上で合格となります。合格者には「お肉博士認定証」が授与され、写真の「お肉博士ロゴ」を名刺などに印刷することができます。
当初、試験は全国7会場で行われ、年1回の一発勝負でしたが、新型コロナ感染症対策で密を避けるため、10回目からはCBT(Computer Based Testing)方式を採用し、47都道府県の全国約150会場で、自分の都合の良い日時に受検することが可能となりました。「1級」「2級」合わせてこれまでに9000人以上の方々が合格しています。皆さんも良かったら挑戦してみませんか?
公益社団法人全国食肉学校
総合養成科第23期卒業
専務理事学校長
小原和仁