
今年は女性4名を含む36名の学生が全国から集まりましたが、中には中国内モンゴル自治区出身の学生もいます。彼は新潟大学大学院で博士号を取得した秀才で、すでに本校職員として採用されていますが、将来の講師候補生なので学生としてしっかり学んでもらいます。 また、コロナ禍以来5年ぶりに学生を派遣してくださったり、今回初めて学生を派遣してくださった企業が何社もあり、学校としてとても嬉しく思っています。もうひとつ今年の特徴として、和牛輸出に直接携わっている学生が2名いることが挙げられます。外国語によるコミュニケーションに長けている人がお肉の知識と技能を学べば、まさに「鬼に金棒」ということになります。大いに期待したいと思います。
さて、企業が社員の人材育成をすることに対して、条件を満たせば厚生労働省の「人材開発支援助成金」を受給することができます。ぜひ食肉業界の人材育成に活用していただきたいと思います。今年の学生の中には、長期研修制度の整備途中の企業で働く社員さんが複数名いて、所属企業の理解のもと休職をして自費で入学してくれました。心から敬意を表するとともに、全力でサポートしたいと思います。
公益社団法人全国食肉学校
専務理事学校長
小原和仁