ラッカセイなどの栽培面積は10アール。その畝間にリビングマルチ(被覆植物)として 初めて本格的に小麦をまいた。これらは出荷できない小麦を周囲の農家からもらったもの。密にまくことでびっしり詰まった状態で生え、畑は〝緑のじゅうたん〟のようになり雑草を抑えることができる。6月中旬に小麦をまくと真夏には枯れてしまう。その時には、ちょうど1面ラッカセイが茂っている。リビングマルチのように、植物が生える環境を作ることで 土の中で植物と一緒に生きる微生物も増えてくるという。「畑に草原を作ることで生き物のすみかになる」
動画と文=福本卓郎
自然の力を借りて畑を育てる農業を目指したいーー。この思いを胸に、7年間の会社勤めを経て茨城県石岡市に移住した山田晃太郎さんは、小さい頃からずっと生き物が好き。農業は食べ物を作るだけでなく、生き物が育つ環境をつくること。自分が生き物の世界に入れる窓口が農業と、大学生の時に考えた。借りた土地は、広さ2.7ヘクタール。今年も60品目を栽培する計画を立てている。
前回の山田君