日本農業新聞「農家の特報班」が行った「野菜総選挙」アンケートに、野菜への愛にあふれる投稿が数多く寄せられた。その一部を紹介する。
旬はうまい 思い出の味
アンケートで「好きな野菜」1位となったトマトには「嫌いになるまで食べてみたいですが、どれだけ食べても嫌いになれません」(埼玉県・会社員・40代女性)と、熱烈なファンからのメッセージが届いた。
同3位のキュウリには、山口県の水稲農家の70代男性が「夏はやっぱりキュウリよ」と一言。旬の野菜のおいしさには、理由は不要のようだ。
思い出と結び付いた野菜について語る人も多かった。「2日目のとろとろになったロールキャベツが大好きだった。母の思い出の味」と、福岡県のJA職員の40代女性。佐賀県の兼業農家の40代男性は「幼い頃、小食だった娘がジャガイモ料理に限ってよく食べてくれた。芋に育ててもらった」と振り返る。
少数派も熱烈コメント お薦めレシピ続々と
今回は投票数が少なかった野菜にも、大ファンがいる。愛知県の兼業農家の50代女性は、スナップエンドウについて「子どもの頃にはなく、大人になってから食べて衝撃を受けた」と投稿。山口県の農業法人で働く30代女性は「レンコンを素揚げして黒酢あんにからめると、ずっと食べていられる」と語る。
簡単でおいしく食べられるレシピを紹介してくれた人もいた。東京都の公務員の40代男性は、ブロッコリーを「電子レンジで加熱して、酢とオリーブ油、黒こしょうをまぶして食べる」。福岡県の70代の主婦は、ニガウリ(ゴーヤー)の「さきいか入り酢じょうゆ漬け」を紹介。種を取ってスライスし、酢としょうゆ、氷砂糖、食べやすい長さに切ったさきいかを一緒に一晩漬け込む。「簡単で癖になるおいしさ。お試しあれ」という。
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